君は、今を生きています。そして、未来に生きます。君は、その未来をどのように生きていくか考えたことがありますか?
どうか、青春の門にさしかかった今、君の未来について考えて下さい。
そして、未来への夢を、ご両親や友達に、たくさん語って下さい。
語ることによって「その方向へ進むためには、どのような準備をすればいいのか」が、わかってくるでしょうし、ご両親や友達から助言やヒントを得ることができるでしょう。まず、未来への「夢」を語るべきです。
 次に、たくさんの本を読んで下さい。読むことは君を「豊か」にしてくれます。
そして、たくさんの人と語り合って下さい。語り合うことは君を「機敏」にしてくれるはずです。
もう一つ、とにかく思いついたこと、ひらめいたことを書いて下さい。書くことは君に「確かさ」を身につけさせるはずです。
 私は、青春時代に、ヒッチハイクで日本一周したり、自転車で各地を走り回ったりしました。それが高じて、オートバイでアメリカ一周・中米諸国走破、車でのアメリカ・カナダ・オーストラリアへの旅、アフリカや南米歴訪・アジアの国々への旅…私の旅は普通の人ではできない形のものがほとんどでした。挙げ句の果てには、アメリカで身柄を拘束され「犯罪者」のレッテルを貼られる事態にも遭遇しましたが、最後の1つを除いては、若い頃から「書を読み、多くの人と語り合い、そして書いたこと」によって、スポンサーがついたり、熱烈な支援者が現れて実現したことばかりです。
 私は「不言実行」より「有言実行」を肝に銘じて生きてきました。「不言実行」は「不言不実行」であっても、誰からも非難されません。でも「有言不実行」であれば、「あいつは口ばかりデカい」とか「言うだけで何もできない」などと嘲笑されるでしょう。いったん口に出して言ったことは実行しなければならない、というプレッシャーこそが、夢を実現させる源です。
 夢の実現のためには、可能な限りの情報を得る努力を惜しんではなりません。インターネット社会になり、瞬時に多くの情報を得られる時代ですが、書を紐解く時間こそ惜しんではなりません。書物には洗練されたいい情報や知識が詰まっています。
 多くの人と語り合うことも奨励しますが、それには前提条件があります。語り合う人は「人生について、偏らない考えを持っている人」でなければならないということです。自分の生き方や考え方だけが正しいと思っている人や、自分の選んだ道が嫌になっている人と話し合うことは無意味です。たくさんの「輝いている人」とこそ語り合うべきです。
 出会った書物や人から学んだことは、どんな形でもよいので「書く」ことです。書いたものは何回も読み返すことができ、次の思索へとつながっていくはずです。
 人は失敗するたびに何かを学びます。失敗によって貴重な教訓を得ることもあります。私はアメリカで「犯罪者」とされた経験から大きなことを学びました。それまで私をさんざん利用し、すり寄って来ていた人や、私がお世話してきた人の中には、私に貼られたレッテルだけで、私をさらに陥れたり、金銭的要求をしたり…という人が現れ、信じられないような出来事が瞬時にして起こりました。自分に利益のある時には、利用するだけ利用し、そうでなくなったら手のひらを返すどころか、命をとるに値するようなことを平気でやるという人間の存在に気づいたことは、私の人生最大の貴重な教訓となりました。この件については、詳しく語っても無意味ですし、「今さら…」という思いです。ただ、私はこの経験のおかげで現在では「経済的恩恵」を受けるようになり、低廉な月謝での塾経営につながっています。「災い転じて福と為す」です。そしてもう一つの教訓は、「何があっても絶大な信頼を寄せてくれる」多くの人々の存在を知ったことです。これが私の本当の財産になりました。
 私は、君にずいぶん余計な話をしてしまいましたが、私は君との出会いをうれしく思います。そして、君の未来への旅にいくらかでも関わることができることを望んでいます。私のこれまでの人生は、まさに筆舌に尽くし難いことの連続でした。でも、私は君に多くのことを語り伝え、そうすることで君の未来を応援していきたいと考えています。私は「私にしかできない教育の形」で、これまで歩んできました。そして、これからも君と一緒に歩を進めることを誓います。    
福岡南セミナー・品川 忠則