「テストの成績さえ上がればそれでいい、それが塾の役目だ。」とお考えですか?もしかしたら、世の塾の大半はそうであるかも知れません。しかし、私は40有余年間そうではない塾をやってきました。中学 校での部活動や生徒会・学級での活動を奨励し、塾での学習と両立できるように配慮した時間割を編成 していますし、授業の中でも私にしかできない話をして「人間教育」をやってきたつもりです。それは何より、私自身が体験し、実行したことを裏づけにしたものです。学生時代の日本一周ヒッチハイクや自転車の旅、新聞やテレビ・ラジオでも報道されたアメリカ一周オートバイの旅・中米7カ国単独行をはじめ、アフリカ・ブラジル・オーストラリア・ヨーロッパ等への冒険や自由旅行の経験を教育現場で生かしています。近年は国際的なボランティア活動の準備を始めたことを契機に、政治や社会、地球環境などの問題にも積極的に発言し、保護者の方々にも、「福岡南セミナーからのお知らせ」やインターネットを通してお読み頂いております。

  登山やサイクリング、キャンプなどの野外活動を盛んにやったこともありましたし、太宰府天満宮へ の大晦日参拝や高校進学祝賀会、塾に泊り込んでの勉強会や天体観測会などのさまざまな行事もありました。近年はこういう行事ができづらくなりました。あまりにも常識のない親と、そんな親に育てられた子供が増えてしまったからです。それでもキャンピングカーで一緒に出かけたり、作文指導やグループ面談を和室の掘りごたつを囲んでやったりしています。他塾では絶対真似のできない「春休み海外体験の旅」も20数回目となり、この春も実施します。かつて、この旅に参加した生徒たちの中には、中学時代のこの経験のお陰で、自分の世界観が変わったという話をしてくれた人もいますし、海外へ進学・就職し、東京大学・一橋大学・九州大学・横浜国立大学・福岡教育大学・筑波大学等への進学者を多く輩出しています。後に彼らがこの体験の大きさを熱っぽく語ってくれたことが、毎年続けている理由です。

 世に言う一流大学、一流企業という道は歩まなくとも、個性を発揮して立派に社会に貢献している教え子たちもいますし、次のオリンピックを目指して苦しい鍛錬を重ねている教え子もいます。ペーパーテストの良し悪しだけで人間の値打ちが決まるのではありません。ですから、私は「学力だけ」を重視する塾をやってきた覚えはありません。 保護者の方から「入試の結果はともかく、福岡南セミナーに代わってから、勉強に取り組む姿勢が変わった。」「一生懸命やれば、成績に反映されることがわかって、自主的に勉強するようになった。」「先生と出会って、人間が変わった。」「私は入試の結果より、この塾に通うようになってからの子供の変貌ぶりに感動し感謝している。」というお便りやメールを頂いていることは、生徒諸君の成績向上に負けないくらい嬉しいものであります。

  子供たちを鶏に例えると、たとえが悪いとお叱りを受けそうですが、私は狭い鶏舎に閉じ込められ、決まった時間に一定の量の水と餌を与えられ、効率的に卵を産むように育てられている鶏や、食肉用の 大量に飼育されているブロイラーのようなものを育てたくありません。同じ鶏でも、自由に走り回り、 餌をついばみ、毎日でなくてもいいから健康的な卵を産み、少々硬い肉でもよいから、ちゃんとした味 のある鶏に育ってほしいのです。教育も同じです。受験テクニックだけをマニュアル通りにこなして、 要領のよい人間に育てることがいいことでしょうか。私のこのような考え方に否定的である人もいます。 人それぞれに生きてきた環境が違いますし、64億の人間がいれば、64億通りの考え方が尊重されなく てはなりませんから、それはそれでいいと思います。

  福岡南セミナーは「私塾」です。私は、私の教育方針を貫くために「私塾」を開きました。国や地方公共団体から補助金を頂いたり、どなたかの資金援助を頂いたりして、配当金をお支払いするといった企業経営型の塾を開いているのではありません。重複しますが敢えて強調しておきます。土地も建物も自前で、土地・建物のローンも一切なく、無借金・健全経営をしております。したがって、教育という仕事を天職と考え、営利を追求していません。時間割以外の補習授業も、プライベートスペースを開放しての勉強会も、生徒たちが泊り込んでの合同勉強も…一切無料で続けております。私は、福岡南セミナーは「日本一の塾」だと思っています。日本中どこを探しても同じような塾は存在しないと確信しています。私の教育方針をご理解頂ける方のみを対象とする塾ですが、どうかご支援下さい。
                               

福岡南セミナー代表者・品川 忠則